2007年 04月 30日
「立てばシャクヤク、座ればボタン」のたとえもある。
丹精してつくられた
大輪の 艶やかなボタンの花は美しい。
白楽天は
「花咲き 花落つる 二十日なり 」
と詠んで いる。
このため、廿日 草とも呼ばれている。
平安時代に渡来したボタンは
寺院の天井画や屏風にも
好んで描かれた。
花言葉は「恥じらい」。
花園で いちばんきらわれるのは
カメラマンの大きな三脚である。
根元に突き刺された
心無い仕打ちに
ボタンの花が枯れてしまう。
小林一茶の句に
「 福の神 やどらせ給ふ ぼたん哉 」
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by hanehenID
| 2007-04-30 09:30
| ぼたんの花
2007年 04月 23日
サクラの花が散るころ、咲き始めるという
サクラソウを 杖を頼りに 観にいきました。
とても 可愛らしい花でした。
ほんのり香るような紅茶と
おいしいケーキも
添えられていました。
サクラソウは
春らしい ふんいきをもち
花の 色も かたちも サクラの花に似ていました。
でも、サクラとは 縁もゆかりもないらしい。
一茶の有名な句に
「 わが国は 草も さくらが 咲きにけり 」という句がある。
花ことば
咲く時期が早い春で、咲いている期間も
あまりにも短いので
「
青春のはじまりと 悲しみ」 ということでした。
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by hanehenID
| 2007-04-23 09:05
| サクラソウ
2007年 04月 21日
急ぎすぎてすべって
うかつにも転んでしまった。
どうやらひざを傷めたようだ。
なんとか家までたどりつき
傷口の手当てをしたものの
しばらく、杖をたよりの歩行である。
ちょっとした段差にも立ち往生してしまう。
階段の上り下りには
痛みのはしるひざに力をいれて「よいしょ」と掛け声。
足を怪我してはじめて知った足の大切さ。
”足るを知る”という言葉を思い出した。
私たちは日常どれだけ足をおろそかに
してきたか。
足に痛みを感じているとき
身体を横たえて夢想していた。
山の奥深くに
野草咲く野の小径
レンゲや菜の花畑
畑仕事のおばあちゃん
小川に架かった小さな木の橋。
傷もだいぶ癒えて 杖といっしょに散歩。
やはりスロースローが
いちばん性に合ってる自分を知った。
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| 2007-04-21 10:12
| 街 あるき
2007年 04月 15日
(おだやかな 瀬戸内の海)
春の暖かい陽気にひかれて
外に出ることが多くなった。
季節が変わると
それにつれて自然や花も衣がえ。
いろいろな表情や姿をみせてくれる。
それぞれが
可愛かったり
すてきだったり
堂々としていたり
これ、面白いなと思ったら
写真に撮ったり
スケッチしてみたり
ある時は 地べたに腹ばいで
夢中になってる 自分がいた。
観察してるのか
楽しんでいるのか
いつのまにか
感動がひろがっていた。
(お遍路さん 疲れて 船で しばしまどろむ)
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| 2007-04-15 18:29
| 旅 歳時記
2007年 04月 07日
春は 旅の季節でもある。
旅にはいろんなスタイルがある。
なにもかも用意されたパック旅行。
仲の良い友人と旅行する人。
いっしょにプランを考えるのもたのしい。
(小豆島の夜明け)
暖冬だったとはいえ、
寒い冬から春が巡ってきて
美しい景色に出会いたいという
想いがつのる。
(島への足 高速艇)
わたしはどちらかというと
ひとり旅が多い。
なぜだろうかと 考えてみる。
別に個性的な人間でもなく。
冒険好きでもありません。
かといって
みんなが行くから 付いて行く でもない。
行きたいところは 頭の中でいくつか決まっている。
最近では尾道や倉敷だった。
瀬戸内海の離れた島も好きなひとつ。
いまでも 何かがきっかけで
旅で出会った想い出の ひとコマが
一瞬 浮かび上がる。
(倉敷)
汽車に乗って、 船に乗って、 バスに乗って。
友人と なかなか時間が合わないので
いつも ひとり旅になってしまうのだ。
お天気かげんで
機を逸すれば 旅ができなくなる。
そこでエイ ヤーと出かけてしまう。
旅の道具は、
洗面具一式、
小さなカメラに
バッグ一つ。
ときには 小さなスケッチブックと色エンピツも。
「行けば なんとかなるさ」 である。
(尾道)
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by hanehenID
| 2007-04-07 18:27
| 旅 歳時記