おー寒む 季節は憂いと寂寥
2005年 11月 01日
秋はなぜか こころやさしく静かになる。
あのギラギラした夏
焼きつける夏の陽射し
暑さと喧騒からはなれ
ちょっとばかり 振り返ってみる
この季節は憂いと寂寥
あっという間に
紅葉したモミジの葉を落とす
そして 木枯らしがやってくる
いま何を見ても
しみじみとしたものを
感じてしまう
ちぎれ雲が流れ
遠くかすんで見える山々
透明な空気のなか
陽が落ちて
たそがれ 夕景
ゆれるススキの穂
遠い街のともしびにも
by hanehenID | 2005-11-01 14:08 | 詩 エッセイ 文学